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お酒を飲んでいないとイライラするのはアルコール依存症?

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対象:みんなの声 回答者 959名
回答期間:2014年7月~2014年9月、2019年10月~現在

アルコール依存症だと思う 75% 
どちらとも言えない 17% 
アルコール依存症ではない 8% 

専門家からの回答

飲む時間が待ちきれず、夕方になると仕事に集中できなかったり、イライラしたりするのは、確かにアルコール依存症の初期症状の一つです。アルコールがないと物足りない(精神依存)だけでなく、体がアルコールを欲するようになるので(身体依存)、だんだんと飲むことが生活の中心になっていくのです。

イライラや焦燥感は、アルコールが体から抜けてくるときに起きる早期離脱症状の一つ。この他には、発汗(寝汗)、微熱、下痢、吐き気、不眠、手の振るえなどがあります。こうした不快感は飲酒後数時間~半日後に出現するもので、放っておけば2~3日で消えます。

けれどもアルコール依存症者は、この不快な症状を手っ取り早く消す方法があることを、体験から学びます。それは、飲酒すること。アルコールさえ入れれば、イライラはすっとおさまり、その他の不快な症状も噓のように消えるのです。そのため、朝や昼から迎え酒をするようになり、病気を進行させていきます。

迎え酒に心当たりがある方は、専門医療機関を受診しましょう。

本回答は依存関連問題の予防を専門とするASK(アルコール薬物問題全国市民協会)にご協力いただき作成したものです。
ASKホームページ:http://www.ask.or.jp/ ※外部サイトへ移動します。