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みんなの疑問

アルコールで脳が萎縮するって本当?

みんなの声

本当 90% 
どちらとも言えない 6% 
4% 

専門家からの回答

年を取れば、誰でも脳が萎縮していきますが、「酒飲みは10年早く脳萎縮が進む」という研究データがあります。その境目は、日本酒換算で1日2合。

この研究、千葉大学医学部のMRIを使った「脳ドッグ」を受診した、1614人の健康なサラリーマン(男性1200人・女性414人/平均年齢:男性48歳・女性53歳)を対象に飲酒と脳萎縮の関係を調べたもの。

脳萎縮の発生率は、非飲酒群で27%、飲酒群で30%。一見、違いがないように見えますが、これを飲酒量から見ると、非飲酒群の萎縮発生率は27%、1日2合以下(平均1日1合弱)の群は24%と同じような比率になっているのに対し、1日2合以上の群は36%と高くなっているのです。さらに1日2合以上を飲む人の脳の縮み具合は、30代なら40代程度、40代なら50代程度、50代なら60代程度と、10年早く進んでいることが明らかになりました。

また、英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジでの5000人以上の中年男性を対象にした研究でも、純アルコール20g(2ドリンク)以上飲む人は、老後の物忘れが最大6年早まるとの結果が出ています。脳を守るためにも、日本酒なら1日1合まで、ビールなら中瓶1本まで。日頃からリスクの低い飲酒を目指しましょう。

なお、加齢による萎縮は脳全体に及ぶのに対し、飲酒で萎縮するのは主に脳の前頭葉と側頭葉で、記憶や想像力、判断力などを司る部位です。そして、断酒して数ヵ月くらいすると、徐々に回復していくと言われています。

まとめ:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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