みんなの疑問とみんなの声

みんなの疑問

お酒を飲むとよく眠れる?

みんなの声

眠れる 48% 
どちらとも言えない 36% 
眠れない 16% 

専門家からの回答

よくある「神話」の一つです。アルコールには脳の中枢神経を抑制する作用があるため、一時的な入眠効果はありますが、長期的に見ると逆効果になります。というのもアルコールは睡眠のパターンを崩すからです。

人の眠りには、脳と体を休ませる「ノンレム睡眠」と、体だけを休ませて脳は活動している「レム睡眠」があります。この2つの眠りを周期的に繰り返すことで、私たちは疲労やストレスから回復し、心身を健康に保つことができるのです。

ところが、アルコールによる眠りは「レム睡眠」を減少させます。それを一週間ほど続けると、今度は「ノンレム睡眠」の中の深い眠りが減り、浅くしか眠れないようになります。また、アルコールが体から抜けてくると目が覚めたり、アルコールの利尿作用でトイレに行きたくなる「中途覚醒」も起きやすくなります。このように、アルコールは眠りの質を著しく落としてしまうのです。

時間的には寝たのに疲れがとれない感じがするのは、眠りの質が低下し、心身が休めていないためかもしれません。また、寝ている間も肝臓はアルコールの分解を続けなければならず、これも体への負担となります。 寝酒の落とし穴は、もう一つあります。それは、アルコール依存症になりやすいこと。 寝酒は習慣化しやすく、次第に「耐性」がついて、眠るために飲酒量が増えたり、度数の強いお酒を求める悪循環に陥りがちです。夜中に目覚め、再び寝るためにもう一杯と飲んでいくうち、依存症が進んでいくのです。

寝つきが悪い人は、夜はお茶やコーヒーを避けたり、血行を良くするためぬるめのお風呂にゆっくり浸かるなどして、お酒に頼らない入眠の工夫をしてみましょう。

まとめ:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/