みんなの疑問とみんなの声
みんなの疑問
アルコール依存症になるのはなぜ? |
みんなの声
対象:みんなの声 回答者 888名
回答期間:2015年03月~2015年07月
毎日、お酒を飲むから | 88% |
---|---|
週に数回、お酒を飲むから | 7% |
月に数回、お酒を飲むから | 5% |
専門家からの回答
「なぜこんなことになってしまったのか……」。アルコール依存症になった人の多くは、そう思います。酒に強いから、ちょっと飲んだくらいじゃ酔わないし、仕事だってできていた。それが自慢でもあったのに、と。ところが、実はそうした人ほどアルコール依存症になりやすいのです。
アルコール依存症は、日常的に飲酒することによって進行する病気です。つまり飲めば飲むほど、なりやすいのです。その原因は、アルコール飲料に含まれているエチルアルコールという成分。この物質が脳に酔いをもたらすと同時に、「依存」を引き起こすのです。
依存のプロセスは、「耐性の形成」から始まります。機会あるごとに飲むことで、脳がアルコールに慣れていきます。すると、これまでの量では物足りなく感じて、酒量が増えていきます。
次は「精神依存」の段階です。酔いを求めて飲んだり、「リラックスするためにはやっぱり酒がないと」と感じたりし、生活の中で飲むことの優先順位があがっていきます。
本回答は依存関連問題の予防を専門とする特定非営利活動法人ASKにご協力いただき作成したものです。
ASKホームページ:https://www.ask.or.jp/ ※外部サイトへ移動します。